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2009年06月01日
三菱重工産業機器、クリーニング業界から撤退
住商アイナックス・稲本製作所へ事業譲渡
市場縮小などで販売数量激減・業績改善は困難と決断

三菱重工産業機器㈱(本社・名古屋市、吉山嘉久社長)は、平成21年9月30日をもって、業務用洗濯機事業から撤退すると発表した。昨今のクリーニング市場の縮小傾向や景気悪化の影響を受けて、クリーニング関連機器の販売数量が激減。今後も業務用洗濯機市場の需要回復は当面、望めない状況であり業績改善は極めて困難と判断し、クリーニング業界からの撤退を決断した。
今後は6月末で営業を終了、9月29日に生産や部品供給を終了。また、住商アイナックス㈱、㈱稲本製作所(ともに池島聰介社長)との間で、三菱主要製品に関する事業譲渡、ユーザーへのアフターサービス継承について基本合意に達しており、9月30日までに譲渡を完了させる計画。
三菱重工は、昭和41年にドイツ・ベーヴェ社との提携により、パークドライ機の製造を開始。同51年にはジャパンパーマック㈱を三菱重工の全額出資で設立。同57年に菱重洗機エンジニアリング㈱に改称。平成になってからは、業務移管や統合が何度か行われ社名も変わり、平成17年に現在の社名となった。
ドライ機は、〝三菱パーマック〟の名称で親しまれ、その後もパーク機Σシリーズ、フルーツドライ機、ソルカンドライ機などを製造。その高い技術と信頼の三菱製品は個人店から大手まで広く採用され、今日までのドライ機累計台数は1万台を超えたが、昨今の市場縮小と溶剤多様化の波もありパークを主力とした三菱製品は出荷が減少した。一方、リネンサプライ向けでも連洗機はじめ一連の機器を生産、ユーザーも多い。また中国で合弁会社を設立、五輪を前に中国でのリネンサプライ業及び関連機器市場の拡大を目指したが思うようには伸びなかった。
アイナックスと稲本に事業譲渡するのは、三菱製のドライ機、連洗機、脱水機、ロールアイロナー、乾燥洗濯機、シーツフィーダー・プレフィーダー、シーツチェッカーなど。稲本では、連洗など機種が重なる製品もあるため、譲受後1年間で取捨選択をすることになるようだ。両社が引き継ぐアフターサービス対象は、国内納入の譲渡製品のほか、他社製のフィーダー・フォルダー・チェッカー、乾燥機、ロールアイロナーの一部機種となっている。ストレッチプレスやボディプレスのアフターサービスは㈱宮田工機に引き継ぐ予定。
アイナックスや稲本、宮田工機に引き継がない製品(輸入品や溶剤、海外納入品など)のアフターサービスについては、引き続き同社(名古屋)が窓口となり、また10月1日以降は「MHI産業機器サービス㈱」(仮称)と社名を変更し、アフターサービスを行っていくとしている。
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