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2006年08月07日
[第15話]専門家が使う機械は、
専門家が使う機械は、
『電子レンジ』じゃいかん。
他社と差が出んじゃないですか。
この機械についていうと、どうも「自動」ということが勘違いされとる。
最近じゃ家庭用の電化製品も何かっていうと「全自動」というようなことが多いんですが。私も夏に別荘へ行ってゴルフやるというと、汗かくんでしょうがないから自分で洗濯するんですが、便利かと思って例の全自動洗濯機っていうの買って洗濯しとるんです。ところがこの全自動っていうやつは付きっきりで世話やかにゃならんし、結構時間がかかる。ところがこっちが洗濯したいのは、シャツぐらいのもんでね。それも汗かいただけでそう汚れとらん。だから、洗剤使わんでも水でちゃっちゃっと洗や、何も手で充分用は足りる。手で洗って絞って干すなんていうのは、時間にすりゃ大したことないんで、全自動にやらせたほうがよっほど時間がかかる。おんなじようなことが、他にもいえるんじゃないでしょうか。
たとえば家庭用じゃない、専門家の使う機械、クリーニングでいうとドライ機っていうんですか、そういうものというのは電子レンジじゃいかんのですね。蓋開けて、材料ほり込んでスイッチ押せばできるというようなもんじゃいかんのです。そういう機械を売っとる機械屋は「簡単で便利です」なんてうまいこと言って売っとるが、ありゃ機械メーカーのうまい売り方でね。本当はそれじゃいかん。クリーニングだって温度とか何だとか、あるいは洗濯する品物の種類とか、色んな条件があるはずです。その色々異なる条件に細かく合わせてやらにゃいかん。じゃなきゃプロの仕事といえんのですから。そんな電子レンジみたいな機械をよそとおんなじように入れて、おんなじような使い方しとったって、そんなの他のところとどんぐりの背比べしとるだけですからね。
しかしそういう機械を覚ってしまったら仕方がない。今度はそういうバカな機械、こりゃ別に機械がバカなんじゃなくてそういう機械買った方がバカなんですが、そういうダメな機械を今度はどうやって使いこなそうか、どうやったら安く作れるかと、機械に自分たちの知恵をつけてやる。これが機械にニンベンを付けるということなんですが、そうやって自分のところで使いやすい機械にしていくことが大切なんです。
そんなふうで、あんまり機械屋のいいなりになってもいかんが、だからと言って何でも機械屋に注文付けりゃいいかというとそうじゃない。メーカーも儲けにゃいかんということで、今度は注文聞くかわり高い値段を付ける。こんなことしとったら高くつくばかりなんでね。そうじゃなくて、自分たちで工夫してやる。そうすれば安くて便利なものができますからね。配線変えるなり回路変えるなりして、自分とこにあった機械にしてゆくことが大事です。
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