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2006年08月06日
vol.13「紅衛兵とクリーニング゙経営」
洗い放談
「紅衛兵とクリーニング゙経営」
ホワイトカラー族の処世術にとって「遅れず休まず働かず」は最良とある。いうなれば時間どろぼう、月給どろぼうである。
零細企業は低賃金低能率から高賃金低能率に変わった。大企業は高賃金低能率から高賃金高能率へ進んだ。それでも満足することなく、さらに高能率をめざし、実質的には低賃金高能率へ、あの手この手を考えている。
その失おもてに立たされたのが時間どろぼうである。出勤簿も門におかず職場におく。さらにやめてしまって課長に記録させる。あるいはメイメイに仕事のハカを記入させる、といった式に時間どろぼう・月給どろぼう追放の手を強めている。
それこそ中共の紅衛兵もどきに職場の整風に大企業は真剣である。
クリーニング業界にも、こういう時間どろぼうはたくさんいる。かごのついた自転車をほおりっぱなして公園や遊園地の芝生にころがり、たそがれ来たるを待っている風景は、都会地ならザラに見られる。パチンコ屋の自転車置場にも、業者のそれらしき自転車がまじっている。これはどちらも時間どろぼうだ。
外回りだけではない。中にもいる。出勤時間中のお化粧、客でもないのにゆうゆうお茶のみ、仕事の手を休めてのおしゃべり、テレビに目が行って手もとはさっぱり動かない。これなどみなこのたぐいである。それも自分ひとりだけならまだよいが、そばのものの能率にひびく、勤務時間内の彼氏、役女へのデート打ち合わせの電話。数えあげるとキリがない。
従業員だけではない。経営者の怠慢、無計画から時間どろぼうをつくってる場合もある。機械配置の不適当から能率を下げているもの。新鋭機とオンポロ機のチグハグ生産性から手を休ませている部署があったりすることなどもそれ。
本来は自転車のほうがよいのに、経営者のミエや従業員へのきげんとりから、自動車外交というのもおなじだ。走行距能はぐんぐん伸びて稼働時間はどんどん短縮される場合が多い。これなど経費をかけながら時間どろぼうをつくっているようなものだ。
こんなのは経営者が紅衛兵になって、早速追放してもらわねばなるまい。追放ついでにひきおろしてもらいたいのは、旧思想、旧技術、旧営業の典型みたいな「純ドライ」という奇妙な看板である。
著作:全国ドライ新聞社
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