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2006年08月06日
vol.16「標示灯の標語について」
洗い放談
「標示灯の標語について」
現代娘の結婚への条件は「家つきカーつきババアぬき」だそうである。端的であるが、言い得て妙である。またある全社のカベに「一売れ二売れ三に売れ」ということがはり出してあった。これほガメツサを通りこしてユーモアがある。
だいたいこの種のことばは、より短く、より深く、より現代的であることが何よりも求められる。 近ごろ東京のクリーニング屋さんの軒先には、「進む時代に遅れぬ技術」という標語入り標示灯が目につく。あちらこちらにあるところをみると、だれかがまとめてあっせんしたのであろう。
この標語は「時代とともに進む技術」をいいたかったのだと思う。それが古くさい店の前にかかげられていると、「進む時代に遅れた技術」という連想になりがちで、筆者はどうも気になってならない。
これは「遅れ」という字からくる「五感」であって、こういう字を標語にもち出すのは不適当である。これはこんなふうにいうとよい「暮らしの快適、進んだ技術」「結局おトク、技術のよい店」「きっと気に召す高度な技術」あるいは少し語呂は悪いが「技術の本格派○○クリーニング店」といったふうに、いくらでも考え出せる。
もう買って出した以上は仕方がない。だがメーカーとしてこれからもつくるのなら、業者のお知恵拝借として賞金つきで標語募集をやればよい。
これは商品向上と販売促進の両面の効果がある。標語式にいうと「賞金ちょっぴり収益ガバチョ」の販売戦略になるかもしれない。
またこれまで業界のポスターをよく見たが、どれも標語の重要性、キャッチフレーズの効用性について、じゅうぶんに考えないのか「これはお見事」といったものがなかった。
もっと衆知を結集するか、一人で考えるなら深く推こうを重ねてから、大衆に相まみえるようにすべきであろうと思う。
著作:全国ドライ新聞社
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